Let me love you.
貴方を愛させてください。

　それは、たった四単語で構成される短い文章。
　それは、たった八つの言葉で構成される短い文章。
　それなのに、たったそれだけの事なのに。
　何故、こんなにも、心が動くのだろうか？

Let me love you.
貴方を愛させてください。

　言葉と言うのは不思議だ。
　人を傷つけることもあれば、人を救う事もある。
　その一文字一文字が単語となり。
　その一単語一単語が文節となり。
　その一文節一文節が文章となり。
　その一文章一文章が段落となり。
　その一段落一段落が想いとなる。
　その間に優劣は無い。
　想いは文字で構成され、文字は想いの下に生まれる。

Let me love you.
貴方を愛させてください。

　一つの言葉が想いを壊し、一つの言葉が想いを生み出す。
　重ねて思う。
　その間に優劣は無い。
　その間に強弱は無い。
　ただ其処に、存在するだけ。

Let me love you.
貴方を愛させてください。

　不思議な言葉。
　ただ、存在するだけのはずなのに、思うだけでこんなにも胸がドキドキする。
　狂いそうなほどの情愛。
　張り裂けそうなほどの親愛。
　混在する二つ。
　それが、私の胸を苦しめる。

Let me love you.
貴方を愛させてください。

　甘く切ないその言葉。
　彼は、どう答えるのだろうか。
　Yes or No?
　その事を思うだけで、私の思考は廻り続ける。
　しかし、そんな現実も今日終わりを告げる。

Let me love you.
貴方を愛させてください。

　私は今日、一歩を踏み出す。
　悩んでいた現在を過去とするために。
　望んでいた未来を今とするために。
　そして――――――輝かしき季節のために。

Let me love you.
貴方を愛させてください。

――――――――――――――――その言葉を胸に。

どうもマサ�Uです。

愁さんにキリ番リクで頂きました。

こういう詩？みたいなものは私は絶対に書けないのでものすごくうらやましいです。

テーマは七瀬でお願いしたのですがこう七瀬の女の子っぽい所が出ていていい感じです。

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